シブトラミンの効果と健康情報

1997年にアメリカで認められた肥満抑制薬成分「シブトラミン」の効果と健康情報について紹介しております。

シブトラミンの概要

シブトラミンは1997年にアメリカで認められた肥満抑制薬成分ですが、現在では使用が禁止されています。

開発されたのは1988年のイギリスのノッティンガムに本社を置く「ブーツ」ですが、1995年に開発した研究部門が「BASF(イギリス)」という会社に買収されたので、販売はBASFになっています。

当初は世界中で認可されており、日本でもエーザイが2007年に申請したものの、却下されています。

却下された理由として、この頃はすでに「シブトラミンは危険ではないのか?」と言われ始めたから。

1997~2003年8月までにアメリカだけで54件の死亡事例が報告。同様に世界中で調査された結果、殆どの国や地域で使用が禁止されました。

ただし、すべての国で禁止されたわけではないので注意。

販売を禁止・自主規制している国
  • アメリカ
  • カナダ
  • メキシコ
  • 中国(香港含む)
  • インド
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • フィリピン
  • タイ
  • EU(ヨーロッパ連合)
  • イギリス

(日本など元々認可していない国は除く)

現在も販売している国
  • アルゼンチン
  • エクアドル
  • チェコ
  • リトアニア
  • バングラディッシュ
  • エジプト
  • ブラジル
  • ペルー
  • セルビア
  • 台湾

肥満抑制の痩身薬の為、世界中のダイエットサプリに違法で混入して問題になっております。

シブトラミンの効果

シブトラミンの効果は概要でも説明したとおり、肥満抑制の痩身薬。

作用の仕組みとしては、満腹感を意図的に発生させるというもの。

満腹を感じるのは脳内でノルアドレナリンorセロトニンがシナプス内で満たさせるから。
通常は再度シナプス内で再取り込みをされるのですが、シブトラミンはその再取り込みを阻害。
ノルアドレナリンorセロトニンがシナプス内で簡単に満たされるので少しの食事で満足するようになり、体重が落ちるのです。

海外での研究では、6か月間(24週)10mg使用すると体重が約5.5%減少。15mgだと約7%ほど落ちるという結果になりました。

シブトラミンと食事療法を用いることで、健康的に体重を落とすことが当初期待されていたのです。

なお、効果のメカニズムが一部の抗うつ剤(うつ病の薬)とほぼ同じことから「同様の副作用が起こるのではないか」という疑念はあったものの、そういった効果が(単体だけでは)発生しなかったことを先に説明しておきます。

シブトラミンによる健康被害情報

シブトラミンの副作用が最初に判明したのは2002年のアメリカ。使用者の間で心不全や腎不全、突然死が多発し、アメリカにて使用の停止の嘆願が出されましたが、これは審議されませんでした。

その後世界中で副作用について調査したところ、

  • 抗うつ剤の使用者
  • 心臓に持病を持つ、もしくは治療済み
  • 不整脈の持病を持つ、もしくは治療済み
  • 手術前後に使用

このような場合だと特に発生率が高かったことから、使用の際に注意喚起が行われました。

その他の軽度な副作用は以下の通り

頭痛、口渇、便秘、不眠及び鼻炎等

それでも心臓や血管に対しての副作用の報告が多発したことから、フランスが世界で最初にシブトラミンの使用を原則禁止(承認済みで使用中のものは除く)。

2010年には概要で説明したように主要国が一斉に製造・輸入・調合・処方・投薬を禁止しています。

一方日本の場合は「シブトラミンの認可がされていない」為、医師から処方されることは基本ありません。
ただし、個人輸入で入手することはできますが、その際は自己責任になりますので注意してください。

個人輸入のダイエットサプリに混入

シブトラミンは多くの国で使用禁止されているものの、海外製のサプリの成分の中に混入していることがあります。

特に中国(香港含む)製のサプリで混入していることが多い。先ほど中国では製造されていないと説明しましたが、お金目的で違法に製造しているところがある為。

もしくは違法な成分を製造している工場で通常のサプリも作っている場合も混入します。

いずれにしろ、個人輸入系のダイエットサプリはシブトラミンをはじめ、何が入っているのかわかりません。
特別な理由がない限り個人輸入でのサプリの購入は控えるべきでしょう。

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